豊明市だけでなく、名古屋市緑区、刈谷市、東郷町などからも通いやすい眼科クリニック。

スタッフブログ

 頭が少し斜めになっているという訴えの11歳の子供さん。昔眼科受診したことあるけど特に異常はなかったが長い間気になっていたということです。頭を少し左に傾けていますが、視力、両眼視機能は良好です。上下斜視の疑いがあり、頭を反対の右側に傾けて検査すると斜視があらわれて、物が2つに見える訴えもありました。視力なども良好で傾きもわずかなので、上下のずれなどはその時の訴えなどないと難しいと思います。

 片目をつむる、まぶしがる、物が2つに見えるなどの訴え、頭の位置、顔を傾けて物を見ることが多い場合は、斜視などを疑いますので気になる方は一度受診をお勧めします。
 

 以前は特殊眼鏡で症状が軽減したビジュアルスノウ疑いの子供さんの症状軽減につながった話をしました。前回の子供さんは常に症状があり、視力でも顕著に影響しており日常生活も苦痛に感じていました。今回も同じような主訴の10代の子供さんでしたが、症状が気になるのが薄暗くなると気になるが、視力にはほとんど影響しないパターンです。

 先週同じように特殊眼鏡をいくつかトライしてみましたが、症状が逆にひどくなったりほとんど変化ないものが多かったです。この子は間欠性外斜視もあったのでその検査も行い、顔を傾ける以外は特に主訴はなく、外斜視では物が2つにみえる訴えはありましたが自分で正常な状態に戻せます。念のためプリズム眼鏡もトライしてみましたが症状は変化なしでした。

 ビジュアルスノウはかなり症状に幅があるそうで原因はわかっていないそうです。眼に症状が出るのですが脳が異常興奮をして正常とは違うものを見せてしまうのが原因の一部と考えられているようです。眼底所見などないため患者さんからの訴えのみでの対応なので難しいですね。

 次回は念のため、さらに詳しい検査を行う予定です。あと少し考えがあって特殊なアイテムもトライしてみようかと思います。症状が軽減してくれれば導入できないかなと考えております。他にも物理的にできることで症状が軽減するのが何かあればいいのでしょうが・・・

 院内の壁に案内を貼ってあります。

 しばらくコロナの影響で中止となっていましたが、今年は日曜日のみでの開催予定です。

 病院の目の前で花火が見れるので楽しみにしています。毎年露店を出される知り合いの方が今年は出さないと言っていたので、規模も縮小してでしょうか。トルコアイスと金魚、どじょうすくいは今年はあるかな?

 参加される方は感染予防対策をしっかり行いながら楽しみましょう。

 

 

 先日、丁度羽化している時の写真をとれました。

 4歳の子供さんにメスのカブトムシを見せましたが、興味はあるのですが触るのはまだ無理そうでした。最近は昆虫などを触るのが苦手な子供さんが多いのかな。

本日の朝にスタッフから羽化してますと報告ありました。

朝は羽の部分がまだ茶色でしたが、午後には段々黒くなってきました。

メスが先に羽化しオスはまだです。このまましばらく受付で観察します。

 前回は内斜視のことを書きましたが、今度は逆で外斜視のパターンです。その方は私が担当している外斜視の子供さんの母親で、お二人とも疲れている時など視線が外側に向いたり、調子いいときは両眼でみることもできる斜視の状態です。ご家族で誰か斜視があったり、遠視があって眼鏡をかけている方がいるなら念のため、他の子供さんも検査を受けておくといいです。

 5月頃に母親も一緒に受診され、斜視があり3年前に作成した眼鏡が見にくく新しいのを希望されるというこでした。度数を確認し、検査するとこの眼鏡の度数が大分強いものでした。眼鏡屋で作成と言っていましたが、どんな処方したらこんな度数になるの?というようなびっくりする値で、これは見にくいのも納得で他の症状がでなくて良かったです。外斜視の場合、眼の視線を正常な状態に維持するためにわざと度数を強くして維持する方法もありますが、さすがにこの眼鏡の度数は強すぎだと思いましたし、特に眼鏡屋でも説明などなかったと言っていたので違いますね。

 また、斜視の角度も大きくデータを取るときに力が入って強めに出やすい状態でした。疲れはないとのことでしたが、もうすぐ40代になるので今後のことも考え度数を下げて処方しました。そして、先月受診されて様子を伺ったところ、今度はピントが合いにくく右眼でみて左眼でみてを繰り返している感じがすると違和感の訴えがありました。その時合わせた視力が右0.9、左1.0くらいだったのですが斜視のある方はこのように固視交代と言って効き目が入れ替わる方もいます。

 今回は両眼とも1.2近く左右差なしで合わせて更に経過を見ることにしました。これでバランスがとれてくれればいいと思います。まだまだ学ぶべきことは多いです。

 開業13年目?になり、日々、頑張ってくれている職員がすえしげ眼科にとって大切な存在です。現在13人の職員がいますが、開業初期から続けていてくれる3人、その他も5年以上の職員が多いです。また、コロナ過でも退職することもなくみんなで乗り切ってこれました。患者さんからの評判もよく、明るくきさくな職員が当院の自慢でもあります。

 ただ単に治療するだけでなく、患者さんの心の癒しになれればいいなと、日々みんなで精進しています。何かお困りのことがあれば、遠慮せずお声がけください。

 本日は午前診療後、とても暑かったのでみんなで豊明市にある鶴の家さんの水まんじゅうを頂きました。

 厳しい暑さの中、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 連日の猛暑と熱中症対策が放送される中、一方では電力が不足しそうとのことで様々な節電対策がニュースになっています。

 節電が頭によぎりつつも、冷房のお世話になっております。特に車内はこの時期すごい温度になります。窓を全開にして空気を入れ替え冷房をつけるとすごい熱で風が・・・・。とたんに私の両目から滝のような涙が・・・・。

 はい私、ドライアイです。ドライアイは治らないそうです。冷房の温度、風向きに気をつけつつ、ドライアイ対策も必要ですね。涙の質を改善したり、ドライアイに伴ってできた傷を治したり、色々な点眼があります。視界不良や眼精疲労など様々な原因になるドライアイ。継続的なケアが有効ですね。

 今年は梅雨も早々にあけとても暑いですね。

 当院にはウォーターサーバーが設置してあります。冷たいドリンク、冷房で体が冷えてしまったら暖かい飲み物もあります。受診の際には熱中症対策予防、寒さ対策に利用してみてください。

 最近は患者さんの受診も一時期より落ち着いてきましたが検査等ありますのでお時間に余裕をもってご来院ください。

 先日の強すぎる眼鏡の話に関係することですが、4月に30代女性が1か月前から疲れてくると物が2つに見えるという主訴で来院されました。普段は他店で作成した眼鏡とコンタクト両方使用しており、その2つとも当院で検査した近視の矯正値より大分強すぎるものでした。

 この方は、更に内斜視と言って視線が内側に向かっている状態になっていました。以前はたまに2つに見えることがあると言っていたので、多分その時は斜位の状態を維持できていたのだと思います。斜位とは隠れた斜視とも言われることがありますが、ほとんどの人にあると思います。両目を開けている時は正常な両眼視機能があり、距離感を取るために必要な機能です。

 強すぎる眼鏡を装用していると眼の筋肉を酷使しますが、ピントを合わせようとすると寄り目にする機能も同時に働くので元々あった内斜位が維持できなくって、より内側に悪化させて内斜視になり物が2つにみえるようになったことのも原因の一つと考えられます。

 この方も眼鏡の度数を下げ、できるだけ外出時、運転の時だけ装用、手元も丁度パソコンがみえる距離くらいの近視だったのでスマホなどを見る時は眼鏡を外し、コンタクトは一旦中止してもらいました。これで駄目なら特殊眼鏡で対応することもお話してありました。
その後、5月に来られた時は少しよくなってきたといっておられたので良かったです。このまま更に軽減して斜位の状態維持ができればいいですね。

 このように、強すぎる眼鏡は嘔吐や眼痛などだけでなく斜視なども誘発する可能性もあるかと思います。