少しずつ暑い日も増えてきましたね。私、食べることが好きで管理栄養士の資格を持っていまして、目に関する栄養素の話をさせてもらいます。
眼の網膜に黄斑という部分があり、見え方に重要な役割を持っています。この黄斑、文字通り黄色斑点のように見え、この部分にキサントフィルという黄色の色素が多く含まれています。
キサントフィルは残念ながら人の体内では作られないので、食品などから摂取する必要があります。ルテインやゼアキサンチンなどがキサントフィルの一種ですが、こちらの名前を聞いたことがある人の方が多いかもしれません。
青汁でおなじみのケール、モロヘイヤ、小松菜などの葉物野菜、ブロッコリー、カボチャ、黄色やオレンジのパプリカ、アボガド、卵黄などに多く含まれています。
せっかく食べるキサントフィルの吸収をアップさせるにはコツがあって、油脂類と一緒に食べると吸収率がよくなります。野菜などをバターや卵と炒める、スープやナムルにアレンジしてみる、いつものサラダにオイル系のドレッシングやマヨネーズを使ってみるだけでも吸収率はアップしますね。
これから、梅雨、本格的な夏の暑さを迎えます。バランスよくいろいろな食品を食べて、元気な毎日を過ごしたいですね。