本日は入学式などもあり、午前中の子供さんの予約も少なく外来も落ち着いていました。
その予約枠の時間を多めにとって対応したのが、愛知県の遠方からお越しいただいた10代の子供さんです。
ご家族からの主訴は「砂嵐症候群だと思います」とのことで、ビジュアルスノーとも言われてます。私の以前のブログをみて頂いたみたいで、電話で問い合わせがありお話を聞いたところ幼稚園の頃から訴えがあり近隣の眼科さんも受診されたそうですが今も改善されていないとのことでした。たまに遠方から問い合わせがあるのですが、必ず改善できるなら来院してもらって対応したいのですが、さすがに関西や東北などから来てもらって症状改善しなかったら申し訳ないので今のところ対応しておりません。
ただ、この子は愛知県内で車で1時間程度くらいの距離で少しでも可能性があるならということで、予約をとって来ていただきました。
特に子供さんで特殊眼鏡を処方する場合、視力だけでなく斜視がないか、両眼視機能は良好なのか、その他異常はないかなどの確認が必要なので2~3回来院が必要となることもあります。この子も本日2回目の来院で前回の結果と、特殊眼鏡をどのように作成するかいくつか提案させてもらっておりご家族で相談されて決めてこられました。
本日は前回ある程度、いろいろ特殊レンズを試させてもらって軽減することがわかっていたので、度数の調整と特殊レンズを合わせて最終チェックでした。いろいろな条件下でトライしてもらい大分症状が軽減するとのことでしたので隣の眼鏡屋で作成してもらうことになりました。
症例数も少なく、改善するかもやってみないとわからないので今回のように症状が改善して喜んでくれると嬉しいですね。